石井敦の成り立ち

始めに

私は、千葉県館山市に生まれ、飲食店経営の両親のもと、子供時代、高校卒業まで開業地でもある館山で過ごしました。
兄妹は三つ違いの妹が一人います。
父は自分のやりたい事をして自由に生きるタイプで、人生はくよくよせずできるだけ楽しんで過ごすべきだと考えている人です。

母は父を支え家事や育児、店の手伝いもこなしてとても働き者で自分の事よりも家族のために尽くしてきたと思います。
将来は人に迷惑をかけず、人の役に立つ人間になりなさいと言われていた事を覚えています。
そんな両親のもとに生まれた自分の人生理念は「楽しみながら成長し人々の健康に寄与する」ことだと今は考えています。

幼少期


幼い頃から物の仕組みや謎を追求するのが好きだったようで、時計を分解して壊してしまったり、人体図鑑を一日中読んでいたりしました。
宇宙の仕組みにも興味があり、天体望遠鏡で月や惑星を見るのが好きでした。また4次元に行ってくると言って出かけて両親を心配させたりしたこともありました。
また、遊びは外がほとんどで、秘密基地を作ったり本当に泥だらけななって本気で遊んでいました。
夏休みは母の実家に泊まりに行って朝早く起きてクワガタを採ったり、投網で魚を捕まえたりと、自然と触れ合うとてもいい体験をしました。

学生時代


学校の成績は優秀な方で高校までは何の迷いもなく近くの地元の高校へ進学しました。
スポーツも好きで小学生の時は少年野球、中学の時はバレー部で県大会まで出場しました。
趣味はギターを演奏する事で高校、大学時代は一日何時間も弾きまくっていました。
大学の時はバンドを組んで学園祭に出演したり、ギター雑誌のコンテストで優勝したこともあります。ギターは今も続けている唯一の趣味です。


子供の頃になりたかった職業は、宇宙のしくみを探求したかったので天文学者、ものをつくるのが好きだったので建築家、車などをデザインする商業デザイナーなどいくつか候補がありました。
その中で歯科医師を選んだのは、医療にとても興味があり、細かい作業が好きで、歯科医師は自分に向いているのではないかと勝手に思い込んだためです。

大学時代


大学時代6年間を新潟で過ごしました。
それまでと全く違う環境で過ごしたことはとても大きな転機となりました。
特に一生のつきあいとなる仲間たちとの出会いはとても大きな事でした。クラブは漕艇部で夏などは真っ黒に日焼けしてボートを漕いでいました。全国大会などの遠征でいろいろな所へ行ったのもいい思い出です。
冬には毎シーズン何回もスキーに行ったので、結構滑れるようになりました。音楽クラブにも所属していましたので、学園祭に出たり、録音器材を使って仲間とオリジナル曲を作ってレコーディングしたりして楽しんでいました。


もちろん大学の勉強や実習もしっかりしました。
多くの専門的な知識を習得する必要がありますし、実習は大学の授業では全く終わらずほぼ必ず宿題になり、合格点をもらうまでは何度でもやり直しをしました。
もちろん国家試験の前は試験勉強としては今までで一番勉強しました。

勤務医時代


大学卒業後は習志野市の一般開業医に勤務しました。
医局に残ったり大学院に進む道は選ばなかったのは、歯科全般の知識、技術を早く習得したかったからです。
国家試験に合格し歯科医師の資格はとったとはいえまだ何もできません。

ですから診療終了後に抜歯した歯や模型を使って治療の練習をしたり、休みの日はスタディーグループや研修会、他の歯科医院に治療の見学に行ったりして、早く一人前の歯科医師に成りたくてひたすら勉強していまし た。
院長先生には抜歯や外科手術、インプラントなどを、先輩の先生方からは一般歯科などを一から教えていただき、診療終了後は毎日夕食を御馳走になりプライベートでも大変お世話になりました。
未熟な自分を家族のように暖かく指導してくださった先生方にはとても感謝しています。

1999年3月 故郷の館山で歯科医院を開業

 

1999年3月故郷の館山で歯科医院を開業しました。きっかけは、そろそろ開業したいと考えていた時期に、たまたま地元に歯科医院向きの物件が見つかったと父から連絡があったからです。

治療の技術には自信があったので、患者様のためにいい治療をして素晴らしい歯科医院できると思っていたのですが、甘い考えでした。

今は歯科医院がコンビニより多い時代です。以前のように開業さえすれば患者様が大勢来てくれるわけではありません。

また、医院を経営することに関しては全くの素人で治療とは違います。治療に関しても最高のものを提供したいと思っても患者様の状況は様々なので理想とする診療ができない事もあります。

開業して15年が経ちますが、自分が受けたい治療を提供したいという思いは変わりません。今後は治療技術だけではなく人間力にも磨きをかけ、患者様、スタッフ、医院に関わるすべての人が幸せになる医院を創りますので、どうぞよろしくお願いいたします。