よく噛めるという事は食事も美味しい
上下の総義歯
【お名前】 | K.A |
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【性別・年齢】 | 女性・49歳 |
【治療内容】 |
コバルトクロム床(上下総義歯) |
【治療期間】 |
1年4ヶ月 |
【治療費】 |
26,010円(保険診療)抜歯などの外科処置、歯周病治療は保険。 |
【リスク】 |
|
Befoer
After
患者さんよりメッセージをいただきました
私は今回総入れ歯を作って頂きました。最初は保険の入れ歯をと思っていたのですが、調べてみると、保険の入れ歯は期間の制限がある為、型取りやかみ合わせに時間が取れず、素材も限られてしまうという事でした。これから先の事を考えた時にやはり自分に合ったしっかり噛める入れ歯がほしいと思い、自費治療の入れ歯を作って頂きました。
経験のない総入れ歯になるという事で、最初はすごく不安でした。仮入れ歯でリハビリ中は、あたりが出て痛かったり、しゃべりにくかったりでへこむ事もありました。
でも、その都度適切に対処して頂き、女性という事で見た目にも気を使って下さいました。
長い時間がかかりましたが、石井先生やスタッフのみなさんのはげましもあって治療を終える事が出来ました。
今では、以前は食べたくても硬くて噛めなかった物が美味しく食べられます。
野菜も噛んだ時のシャキシャキという音が心地良く、生野菜を食べる様になったりと食生活が良くなったと思います。
治療前は噛めない時期が長かったので、それが当たり前になっていましたが、よく噛めるという事は食事も美味しいし、大事な事なんだなと実感しました。
人前で口元を隠さず笑うこともできます。多少費用もかかり、長い期間かかりましたが、保険の入れ歯ではここまで自分に合った入れ歯は出来なかったかな、と思います。
私にとって一番良かったのは、ビーバー歯科さんで治療できた事です。以前は、歯医者の先生嫌いだったので。
石井先生、長野さん、石渡さん、本橋さん、みなさんいつも笑顔で迎えて下さってありがとうございました!
治療方針
患者様は「上の前歯以外を抜歯して義歯を入れたが、しゃべりにくい、飲み込みにくい。前歯科医師に相談したところ、総義歯にしていく予定なので仕方がない、と言われて行くのをやめた。」 とのこと
義歯にした時に、スムーズに話せて、噛めるようにして欲しい。という希望で当院に来院しました。
まずカウンセリングの時間を設けて患者様の困っている事、どのようになお口の状態を望んでいるかを伺いました。
歯や歯肉、顎の状態、かみ合わせなどを診査・診断して治療の選択肢、当院でできることを提案させて頂きました。
診断は 歯牙欠損などによる摂食障害
患者様は義歯でもしゃべりやすく、よく噛めてしかも見た目(上顎の前突感)の改善も希望されていましたので、これらの要望にお応えできることを治療のゴールとしました。
治療方針は 治療義歯を用いてオーラルリハビリテーションを行い、口腔機能、審美性を改善したことを確認し、最終義歯に移行することとしました。
治療経過
保存不可能な歯を抜歯して治療をスタートするのですが、抜歯したまま放置するということはしません。抜歯した部分に人工の歯を足して治療用義歯を修理してすぐに使用できるようにするので見た目の心配はありません。
また、義歯の内面に柔らかい材料で裏打ちをしますので、抜歯後の痛みを最小限に抑え、より良い歯肉の形態に導く事ができます。
初診時
抜歯が終わり治療用義歯の使用により歯肉が健康な状態になりました。
治療用義歯装着時の前方面観
最終義歯装着
治療用義歯を使用してオーラルリハビリテーションをしてきたので、治療用義歯には患者様にとっての適正な義歯の大きさ、高さ、形態、かみ合わせ、歯の位置などの情報が詰まっています。最終義歯にこの大切な情報を移行することで確実に機能する義歯が作製できるのです。
義歯の咬み合わせ面をプラスチックから貴金属に置き換えることにより経年的な咬耗を最小限にできるので長期にわたって安定したかみ合わせを維持できるので義歯も長持ちします。
臼歯の緑色のワックスをつけてかみ合わせをチェックしているところです。
片側5点、両側で10点の圧痕が付いている部分はワックスが薄く抜けて金属が見えています。リンガライズドオクルージョンという、義歯の咀嚼効率、安定、調節性にとても優れた咬合様式を与えています。