動物の分類と歯
2021.07.05
千葉県館山市のビーバー歯科院長の石井です。
地球上にはたくさんの種類の動物がいるけど、脊椎動物(魚類)、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類と呼ばれる種類の動物はほとんど歯を持っています。
歯はそれぞれの動物によって、形や本数や生え方が違っているので動物を分類するときによく利用されます。
哺乳類
・乳歯と永久歯があって、歯が一度だけ生え変わる
・歯の数が決まっていて、切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯の4種類の形がある
・歯の根の部分が顎の骨の中に埋まっている
爬虫類
・爬虫類の歯は一生の間に何度も生え変わる
・全ての歯がほとんど同じ円錐形の形をしている
・顎の骨の表面に歯が張り付いている
脊椎動物だけど歯の無い仲間
・鳥類は歯を持っていない。ただし、鳥の祖先と言われる始祖鳥の化石には立派な歯がついている
・カメは爬虫類の仲間だけど歯を持っていない
・クジラは哺乳類だが、歯のある『歯クジラ』の仲間と、歯の無い『ヒゲクジラ』の仲間がいる
サメの歯は一生に何度でも生え変わって一度しか生え変わらない人間からすると羨ましいと思えるのですが、サメの歯は人間の歯のように歯根が無く歯は顎の骨に張り付いているだけなのでとっても抜けやすいのです。